2016年7月15日金曜日

今週末の見どころは? 7/15-17 『EVO 2016』!!+ サイドイベント(DXダブルス, PM)

もはや改めて紹介するほどでもないが、日本時間今夜0時より格闘ゲームの世界的祭典『EVO (Evolution Championship) 2016』の火蓋が切って落とされる。スケジュール等を確認しておこう!

『EVO 2016』


  • 主要欠場選手
DX: Leffen, PPMD, Silent Wolf
Wii U版(SSB4): Leo, Fatality, iStudying, ScAtt, Ryo

非常に残念ながらLeffenはビザ取得が間に合わず参加できなくなってしまった。PPMDは病状がまだ回復途上であるため棄権した。

メキシコの神童Leoは年齢のためビザ取得ができず、ScAttは『EVO』でWiiヌンチャクの利用が認められないために棄権を余儀なくされた。またFatalityは不運な空港トラブルに見まわれ参加不能となった。

  • スケジュール(日本時間は+16)

  • ストリーミング
英語配信

日本語配信

パブリックビューイングの情報はこちら

  • 大会サイト

『EVO 2016 Melee Teams』


DXダブルスの非公式サイドイベント。『EVO』に出る主要選手はほぼ全員エントリーしている。

  • スケジュール(日本時間は+16)
7/16(土) 10:00-15:00, 17:30-

  • ストリーミング
不明。

  • 大会サイト

『EVO 2016 PM Side Event』


Project Mの非公式サイドイベント。

  • 主要出場選手
Junebug, Strong Bad, ThundeRzReiGN, Bladewise, Hungrybox

  • スケジュール(日本時間は+16)
7/15(金) 12:00-
7/16(土) 9:00-

  • ストリーミング
不明。

2016年7月14日木曜日

『EVO』シリーズ --スマブラ名場面集 #5

2002年に第1回が開催され毎年数えきれない名勝負を生み出し続ける格闘ゲームの世界的祭典『EVO (Evolution Championship)』シリーズ。2007年にははじめてスマブラDXシングルスが種目として採用され、一時は種目から外されたものの2013年から復活。さらに2015年からはスマブラfor Wii U(SSB4)シングルスも新たに採用されスマブラ熱は高まる一方となっている。そんな『EVO』シリーズにおけるスマブラの進化の歴史をたどってみよう。

EVO World 2007 --Mangoの顕現--


はじめてDXシングルスが採用され当時史上最大となる270人という規模で王座が争われた。これは今ではDX界「五神」の一角として定着しているMangoがはじめてその力の片鱗を世界に魅せつけた大会でもあった。プリンという当時の基準では「中堅クラス」のキャラを使用し「キング・オブ・スマッシュ」Kenと同じく現五神の一人Mew2Kingを破り3位まで上り詰め、人々に大きな衝撃を与えた(下は非公式映像)。


EVO 2013 --復活祭、そして神々への挑戦者--


スマブラXリリース直後の2008年大会ではDXの代わりにXシングルスが開催されたが「アイテムあり」など決して競技的とは言えないルール設定が批判されあまり注目されることはなかった。2009年にはサイドイベントとして再びXのトーナメントが開かれたが、スマブラタイトルが正式種目に返り咲くのには5年を要することになった。

そして米国においてXの競技人口が伸び悩む中着実に成長を続けるDXシーンの盛り上がりを受け、2013年に再びスマブラDXシングルスが『EVO』の舞台で開催される。この時にはすでにMango, Armada, Hungrybox, PPMD(Dr. Pee Pee), Mew2Kingらの五神の地位が固まっており、彼らの支配に割って入ることは至難の業と考えられていた。

そんな中で一人神に抗う者がいた。Wobbling(ぱしぱし)というテクニックを世に広めたアイスクライマーの申し子、Wobblesである。Mango, PPMD, Hungryboxを次々に撃破し勝者側で決勝へと進出。敗者側から復活したMangoに2セットを取られ敗北したもののプレミア(超級メジャー)トーナメントで2位という他のアイクラ使いが誰一人成し遂げていない偉業を達成し歴史に名を残した。


EVO 2014 --忠誠と誇り--


「ピカチュウがたまたま自分にとって最高のキャラだったんだ」アリゾナの英雄Axeは『MLG Anaheim 2014』の大会後インタビューでピカチュウというキャラを選んだ理由をこう語った。ともに研鑽する仲間も乏しい中孤独にも耐え、ただひたすらキャラクターのもつ可能性を信じ突き進んできた。そんな彼が魅せる唯一無二のパフォーマンスはこの世界に彩りを添える一輪花となる。


Axeも本当に分が悪い相手にはファルコやこどもリンクといったサブキャラを利用する柔軟さも兼ね揃えており、それもまた彼の強さのゆえんであろう。ところでこどもリンクといえば...。


ArmadaはHungrybox対策のためにこのキャラクターを研究しはじめ、2011年の『Pound V』でこのキャラで彼から勝利を奪い取る。さらに続く『GENESIS II』でもこのキャラで勝利しこの大会に至る。だがHungryboxも負けをただ受け入れる男ではなく、ここにきて適応をみせこの大会で当たった2セットともにプリンとフォックス/ファルコを織り交ぜ勝利した。

この後ほどなくしてArmadaは対Hungryboxにフォックスを起用するようになる。お互いがお互いの研究・対策をしてはまたその研究・対策を繰り返し。この2人のライバル関係は鮮烈な火花を散らし続ける。

EVO 2015 --新たな風、圧倒--


この年には初めてSSB4シングルスが正式種目となり、世界中から2000人近くの参加者が集まった。大規模なイベントで初めてカスタム技が許可された今大会であったが、勝利したのは一切カスタム技を使用しないプレイヤーであった。それも勝利どころではない、完全勝利である。


ただでさえキャラクター数が多い上にカスタム技という要素が加わり波乱が予測されたこの大会において、全試合1ゲームも落とすことなく優勝できる人間がいるなどだれが想像しただろうか。ZeRoは大会前からカスタム反対派であり、彼の今回のパフォーマンスに敬意を表しカスタム技を許可する大会はこの後ほとんど行われなくなった。

ZeRoの影に隠れがちだが日本から満を持して参戦したこの男の快進撃も忘れてはいけない。


日本だけでなく世界の大会にも数多く参戦しコンスタントに記録を残すあばだんご選手の姿に勇気づけられる日本人プレイヤーは多いであろう。今年の『EVO』にもSSB4, DXともに幾人もの日本人がエントリーしている。「スマブラの原点」の誇りを胸にはるか北米の地に降り立つ彼ら、彼女らの健闘を心から祈るとともに、この世界の次なる「進化」をこの目でしかと見届けたい。

もちろんスマブラだけでなく他のあらゆる格闘ゲームの至高のバトルがみられるのが『EVO』という祭典である。これが新たな世界の発見につながり、コミュニティ間交流の活性化への契機になることを望む。

ソース
http://wiki.teamliquid.net/smash/Evolution_Championship_Series
http://www.ssbwiki.com/EVO

2016年7月13日水曜日

はじめてのスマブラ観戦 『EVO』に備えよう!

世界最大級の格闘ゲーム総合大会『EVO (Evolution) 2016』がいよいよ今週末に迫ってきた。『EVO 2016』では昨年に引き続きスマブラからDXとfor Wii Uの2タイトルが採用され、日本からも数多くの選手が出場する。そんな中「これまで大会とか出たことも見たこともないけどちょっと気になる」という人向けに大会の形式・試合の進行などの基本的な知識をまとめてみた。

勝者側・敗者側ってなに?


スマブラをはじめ多くの格闘ゲームの大会は「ダブルエリミネーション」という方式で行われる。これは「敗者復活戦がある」と考えればわかりやすく、一度負けても他の敗者との戦いを勝ち抜けば上に上がれるというもの。負けることなく勝ち進めば「勝者側トーナメント(英語では Winners Bracket)」に残り、一度負けると「敗者側トーナメント (Losers Bracket)」に送られ、ここでまた負けてしまうと敗退となる。

敗者側トーナメントでは、同じラウンドで負けたプレイヤー同士との戦いに加えて、勝者側から新たに送られてくるプレイヤーとの試合にも勝たなければ先に進めない。したがって一度敗者側に落ちると勝者側で勝ち進んだ場合よりも約2倍多くの試合に勝たなければいけなくなる。


上の8名によるダブルエリミネーション方式のトーナメント表で、Mang0というプレイヤーを追ってみよう。

1.上側の勝者側トーナメント第1ラウンドでWestballzに負けて、下の敗者側トーナメントに移る。
2. 同じく勝者側第1ラウンドで負けたSilent Wolfと対戦し勝ち進む。
3. 勝者側第2ラウンドで負けたPlupと対戦し勝ち進む。
4. 敗者側で勝ち上がってきたWestballzと対戦し勝ち進む。
5. 勝者側第3ラウンドで負けたArmadaと対戦し勝ち進む。
6. 唯一トーナメントに残った勝者側Hungryboxと対戦し勝利。
7. Hungryboxと再戦し敗北、敗退。

6でMang0が勝利してもただちにMang0の優勝とはならない。Hungryboxはそれまで負けていないため、そこで一度負けても敗退にはならないためである。Mang0が勝利すると試合が「リセット」され、ここで勝利してはじめて優勝を得ることができる。

今回のMang0のように早期に負けを喫しても上位を獲得できるチャンスがあるという点で、ダブルエリミネーションは一度負けたら終わりのシングルエリミネーションよりも実力を発揮しやすい形式といえる。

BO3とかBO5ってなんのこと?


BO3, BO5はそれぞれ"best of 3", "best of 5"の略で、「3番勝負」、「5番勝負」の意味。すなわちBO3では2ゲームを先取すれば勝利となり、BO5では3ゲーム先取で勝利となる。もちろん同様にBO1, BO7などの形式もあるが、スマブラではBO3とBO5が一般的。

なお『EVO』シリーズのスマブラ種目では伝統的にベスト3の試合(勝者側決勝、敗者側決勝、決勝)のみBO5で行われ、それに至る試合はすべてBO3で行われている。

試合前に色々話し合ってるのはなに?


ステージ選択を行っている。タイトルごとにステージリストが設定されており、ここから対戦する両者が順に拒否するステージを選択、最終的に残ったステージで対戦が開始される(拒否する順番はじゃんけんで決定される)。

なお2ゲーム目以降は直前のゲームに勝利した側が1ステージのみ拒否することができ、敗北した側が残りのステージの中から自由に選択できる。ただし自分がすでに勝利したステージは相手が合意しないかぎり選択できない。また標準的なステージリストではDXのBO5の場合選択可能なステージがかなり限定されてしまうことから2ゲーム目以降拒否はできない。

Apex 2016』にえとの vs Dabuz ステージ選択


各ステージリストは「スターターステージ」、「カウンターピックステージ」に分けられており、1ゲーム目はスターターステージのリストからしか選択できず、2ゲーム目以降はすべてのステージリストから選択可能。カウンターピックステージはほかと比べてやや変則的なステージによって構成されており、公平性を期すためスターターステージとは別に用意されている。

標準的なステージリスト(『EVO』もこれに準拠)
DXスターターステージ:ヨッシーストーリー、夢の泉、終点、戦場、プププランド
DXカウンターピックステージ:ポケモンスタジアム
for Wii Uスターターステージ:戦場(Miiverse)、終点(終点化ステージは除く)、ライラットクルーズ、すま村、村と街
for Wii Uカウンターピックステージ:プププランド(64)、ダックハント

キャラクターは途中で変えてもいいの?自由に変えられたら不公平じゃない?


2ゲーム目以降キャラクターは直前のゲームの勝者から順に選ぶルールになっている。したがって直前のゲームの敗者は勝者の選択キャラを見た上で自分のキャラを決定できる。敗者側が勝手にキャラを変えているように見えても、きちんと相手がキャラ変更しないことを確認した上で行っている。

ゲームのシステム上1ゲーム目のキャラ選択も実質相手のキャラを見て行うことができてしまうが、この部分は基本的に選手の良心に委ねられている。ただし標準的なルールでは不安がある場合は第3者を証人にしてキャラ選択を行うことができる(シークレットオーダー)。

試合が始まったのになんで戦ってないの?高度な心理戦?


試合開始前には規定時間内でウォームアップを行うことができる。行わずにそのまま試合に入ることもできるので観戦している側ははじめどちらかわからないが、明らかに戦う様子がなかったりふざけあったりしている場合はウォームアップであると判断してよい。英語ではhand-warmer, button checkなどと呼ばれる。

時間切れになったらどうなるの?


残りストックが多い方が勝者となる。残りストックが同じ場合は受けたダメージが少ないほうが勝者となり、これも同じ場合には再試合となる(DX, for Wii Uともに1ストック2分間が標準的)。また同時KOによって引き分けとなった場合も再試合となる。サドンデスの結果は関係ないので注意。

Smash 'N' Splash 2』 ZeRo vs Ally


ところでなんでいまさらDX?


YouTubeなどで"SSBM"(DXの英語タイトルの略称)と検索して試合を見てみればきっとわかるはず!

なお『EVO 2016』ではパブリックビューイングもあり日本語での実況解説も聞けるので、ぜひ一緒に日本のプレイヤーを応援して、世界の頂点を決める戦いに熱狂しよう!

2016年7月12日火曜日

スマブラ英会話 用語編 #3 キャラクター別・マリオシリーズ系前半

キャラ・ステージ名共通テクニック(※不定期更新)に続いて今度はキャラクター別の技名・テクニック名などを紹介する。今回はマリオシリーズ系のうちマリオ、ドクターマリオ、ルイージ、クッパ、ピーチ、ロゼッタ&チコについて紹介。



※Wii U版(SSB4)のカスタム技は載せていません。

マリオ(Mario)、ドクターマリオ(Dr. Mario)

  • 技名
    • NB: Fireball(マリオ)、Pill(ドクターマリオ)
    • 横B: Cape  
「マント」はmantleという単語から来ているが、「ヒーローマント」などにはcapeという語が好まれる。
    • 上B: Super Jump Punch (Up Bのほうが一般的)
    • 下B(64, DX, PM, ドクター): Mario Tornado (Down Bのほうが一般的)
    • 下B(X, SSB4): F.L.U.D.D
Flash Liquidizer Ultra Dousing Deviceの略らしい。中二心をくすぐるネーミング。
  • テクニック
    • Up B wall jump(DX, PM): 上Bキャンセル壁ジャンプ 
  • 小ネタ
    • Scorp: Mang0の旧プレイヤー名。粗暴な態度により大会から出禁になっていた時期にこの名前でマリオを使い地元の大会に出没して波紋を呼んだ。今では「Mang0が操るマリオ」の代名詞として用いられる。

ルイージ(Luigi)

  • 技名
    • NB: Fireball
    • 横B: Green Missile(Side Bのほうが一般的)
    • 上B: Super Jump Punch(Up Bのほうが一般的)
    • 下B: Luigi Cyclone
  • テクニック
    • Misfire: 横Bの暴発
    • Shoryuken: 上Bの強力ヒット

クッパ(Bowser)

  • 技名
    • NB: Fire Breath
    • 横B: Koopa Klaw(Side Bのほうが一般的)
    • 上B: Whirling Fortress(Up Bのほうが一般的)
    • 下B: Bowser Bomb(Down Bのほうが一般的)
  • テクニック
    • Up B out of shield: ガードキャンセル上B(一般に「ガードキャンセル」は ~ out of shield)
    • Side B command grab: 横Bつかみ(一般に「つかみ」に似た動作をする必殺技をcommand grabという)

ピーチ(Peach)

  • 技名
    • NB: Toad
ピノキオの英語名がToad。
    • 横B: Peach Bomber
    • 上B: Peach Parasol
    • 下B: Vegetables(Turnips「カブ」という方が一般的)
「婆カブ」はStitch Face、「目が点カブ」はDot Eyes、「どせいさん」はSaturnなど。
  • テクニック
    • Float: 浮遊
    • Float cancel(DX): 浮遊着地キャンセル
    • Up throw chain grab: 上投げ連(一般に「投げ連」はchain grab)
    • Umeki Rainbow(SSB4): ふみつけ、浮遊、空上による無限ハメコンボ。日本のピーチ(デイジー)プレイヤーうめき選手から。
  • 小ネタ
    • Swedish Sniper: Armadaの持つ異名。ピーチのカブで崖外の敵を的確に狙い撃つ姿から。

ロゼッタ&チコ(Rosalina & Luma)

  • 技名
    • NB: Luma Shot
    • 横B: Star Bits
    • 上B: Launch Star(Up Bのほうが一般的)
    • 下B: Gravitational Pull
  • テクニック
    • Grab release up smash: つかみ抜け上スマ(チコを前に切り離した状態でつかみ、そのまま抜けさせチコの上スマを当てる)

次回はクッパJr.、ヨッシー、ワリオ、ドンキーコング、ディディーコングについて掲載予定。

2016年7月11日月曜日

Wrathの脅威、『沈黙』のソニック

Midwest Mayhem 4』で6WXがソニックを操りWii U版(SSB4)シングルス優勝を果たす一方でアトランタで行われたローカル大会『Divine Intervention』でもあるソニック使いが勝利した。

この大会ではスマブラDXの「五神」の一角として知られるプリン使いHungryboxがFatalityを3−2で下す活躍を見せて勝者側決勝に進み、かのソニックプレイヤーと対峙する。

才覚に満ちる神童Wrathが駆使するソニックは百戦錬磨の巨神Hungryboxに対しどのようなプレイを魅せてくれたのだろうか。


誰もがその光景に息を呑む。深淵な心理戦を匠に仕掛け対戦相手、運営、そして観衆すらも「沈黙」の泉に飲み込まんとするWrath。だがHungryboxもWrathの支配から逃れるべく鋼の精神で抵抗してみせる。しかし永遠にも思える戦いの果て、揺るがぬ支配についに屈服したHungryboxは自らその命運を断った。

沈黙を操る神の子Wrathは今週末の『EVO』にも降臨する。立ち向かう戦士たちはもちろん、我々見守る側も相応の覚悟が必要となるであろう。

2016年7月10日日曜日

6WXソニックが念願のタイトルを手に --『Midwest Mayhem 4』

アメリカ中西部の月例大会『Midwest Mayhem 4』が開幕し、各種目の王座が争われた。特にWii U版(SSB4)種目では地元プレイヤーの他多数の世界的タレントが参加し熱戦が繰り広げられた。そんな中でソニックを操る6WXがJJROCKETS, Ally, Hyugaらを下し堂々の1位に輝いた。ダブルスではAlly/Hyugaペアが1ゲームも落とすことなく圧巻のパフォーマンスで優勝を果たした。

SSB4 シングルス TOP 8

ZinotoがSeagull Joeに1-2で敗れる波乱があったものの他の上位陣は順当に駒を進める。ベスト8勝者側にはAlly, 6WX, Seagull Joe, Hyugaが残り、敗者側にはDarkshadLegend, Pink Fresh, Zinoto, tyroyが残留した。

開催地シカゴのプレイヤーJJROCKETSやNedが姿を消す中望みを託されたtyroyはZinotoという大きな壁にぶち当たる。マリオ、シーク、カムイとあらゆるサブキャラを試すがどれもZinotoディディーには通用せず、0-3で敗退を喫する。

続く試合はPink Fresh vs DarkShadLegend、ベヨネッタ対リュウという非常に変動的なカードとなる。Pinkベヨネッタが空中即死連携を決めればDarkShadリュウは弱上強連からの昇竜拳をぶっ放す。Pinkが崖際で弱上強連から脱しようとベク変すればそれを逆手に取ってDarkshadは空下メテオを当て、Pinkもウィッチタイムで意表をついてバーストを返す。フルセットの戦いの末、Pinkベヨネッタの空後がDarkshadリュウの復帰にきれいに刺さり勝者が決まった。

勝者側では今大会最有力とみられるAllyが6WXと対決。6WXソニックの自滅もありすま村でしっかりと1ゲーム目を取得するAllyマリオだが、ここからは非常に苦しい戦いを強いられる。6WXピックのダックハントでは6WXが序盤リードを奪うとステージの広さや高い足場を利用し待ちの姿勢に入る。最後まで6WXを捉えられないAllyはリードを取られたまま無念のタイムアウトでゲームを落とす。続くゲームはAllyが比較的ソニックを捉えやすい戦場を選択。しかしここでも序盤にリードを許し、最終ストックでは徐々に差を詰めるものの肝心のバースト技を当てられない。159%-147%という状態でまたしてもタイムアウト負けとなり追い詰められる。ここでみんなの切り札クラウドを繰り出すAllyだがそれでも6WXのスピードは止められず、3-1で勝ち進んだのは孤高のソニック使いであった。


一方でHyugaトゥーンリンクは相変わらずの計算された飛び道具利用とバースト機会を逃さぬ神眼でSeagull Joeにストレート勝利し勝者側決勝へ。

そして敗者側準々決勝ではなんと決勝カードと見られていたAlly vs Zinotoという試合が行われた。モントリオールに近いこともありミシガン地区との交流も深いAllyはZinotoとはよき友でありライバルでもある。車での移動中さえもともにプレイするという二人の駆け引きの深淵はもはや当事者にしかわかるまい。そんな両者の激しい殴り合いは、Zinotoディディーのフリップ(横B)にマリオの上Bが綺麗に合わさってフィニッシュ。3-1でAllyが勝利し、友を置いて先に進む。

Seagull Joeは対ベヨネッタにより有利とみてかディディーを選択しPink Freshを迎え撃つ。この選択が奏功してか、バナナの処理に戸惑うPinkにうまくつけいったSeagullが1ゲーム目を取得。しかしここからはPinkがゲームプランを練り直して2ゲームを奪い返し、最後はSeagullのフリップに正面から横スマを放ちSeagullディディーを粉砕した。

6WX対Hyugaの勝者側決勝はすま村で開幕。Hyugaが動く足場の上で弓(NB)、爆弾(下B)、空前という一糸乱れぬコンボで1ストック目を取るものの、6WXも隙のない復帰阻止でHyugaから2ストックを奪いこのゲームを制する。Hyugaの神眼も音速を前にしては精度を欠くのかなかなか6WXソニックを捉えることが出来ない。ステージの支配権はHyugaトゥーンリンクにあるように見えるがそもそもソニックは端を好む生き物なので気にもとめない。Hyugaも懸命にくらいつくものの力及ばず、このせっとは6WXに軍配が上がる。

敗者側準々決勝ではAllyがPink Freshに対し終始リードを許さず、3-1で勝ち進みHyugaを出迎える。ここでは先程の試合からの開放感を楽しむかのごとくHyugaがリズムよく飛び道具や空中攻撃を放っていく。当たれば死が待つ爆弾の雨を避けながらAllyもお決まりの上スマで反撃する。だがやや慎重さに欠けるAllyの立ち回りを見逃すHyugaではなく、3-1でAllyを打ち破り6WXとの再戦に臨む。


運命の決勝、ここでは勝者側決勝とは打って変わりHyugaが力強い立ち上がりを見せる。勝者側の余裕からくる気の緩みかHyugaの仕掛けに次々にはまる6WXはあっさりとストレート負けでリセットを許してしまう。さらに第2セットの1ゲーム目もHyugaが勝利し勢いに乗る。このまま押し切りたいHyugaだが敵の勢いを殺すのはソニックのお家芸でもある。一転して堅い防御的な立ち回りに切り替えた6WXはプププランドでの2ゲーム目を勝利で飾ると続けて村と街での第3ゲームも勝ちきり、優勝に王手をかける。

第4ゲームは再び村と街、Hyugaが粘り強く自分のプレイを組み立て最初のストックを奪うとそのリードを死守。タイムリミットも迫る中6WXは必死にアプローチを試みるものHyugaを崩すことは出来ずゲームを落とし、勝負は第5ゲームライラットクルーズへ。最初にストックを奪うのは6WXだがHyugaもダメージを30%台に抑えて奪い返しお互い最終ストック。6WXが根気強く徐々にリードを広げるが自身も撃墜%にじりじり近づく。極度のプレッシャーの中その瞬間が訪れる--ステージ端から中心に移行しようするHyugaのジャンプに空上が合わさり、さらに下アピールまできっちりと決まると6WXの優勝、そしてHyugaの準優勝が確定した。


最終結果
1位:6WX(ソニック)
2位:Hyuga(トゥーンリンク)
3位:Ally(マリオ、クラウド)
4位:Pink Fresh(ベヨネッタ)
5-6位:Seagull Joe(ソニック、ディディー), Zinoto(ディディー)
7-8位:DarkShadLegend(リュウ), tyroy(マリオ、シーク、カムイ)

トーナメント表

2016年7月8日金曜日

今週末の見どころは? 7/9-10 『Midwest Mayhem 4』Ally, Zinoto, Hyuga他

アメリカ中西部地区の月例大会『Midwest Mayhem』の第4回が今週末行われる。1週間後に控える『EVO』に向けて調整に入るプレイヤーも多い中Wii U版(SSB4)種目にAlly, Zinoto, Hyuga, 6WXらが参戦する。


南カリフォルニアの月例大会『Mayhem』シリーズになぞらえたこの中西部地区大会では地元プレイヤーだけでなく世界からトッププレイヤーが殴りこみにやってくる。今年4月末の『Midwest Mayhem 2』では日本からあばだんご選手が参加し、VoiDやJJROCKETSらを下し3位という成績を収めている。

  • 主要出場選手
SSB4: Ally, Zinoto, Hyuga, 6WX, Pink Fresh, Seagul Joe, JJROCKETS, Ned
DX: Captain Faceroll, Xiivi
Project M: Ally, Pink Fresh, Seagul Joe

  • スケジュール(日本時間は+14)

7/9(土)
SSB4ダブルス: 11:00 - 16:00
SSB4シングルス予選: 14:00 - 17:30
SSB4シングルス最終: 19:00 - 22:00

7/10(日)
DXシングルス: 12:00 - 15:00
PMシングルス: 15:00 - 18:00
Xシングルス: 18:00 - 21:00

  • ストリーミング

  • 見どころ
ここ数ヶ月のメジャー大会での活躍で最近急激に注目度が高まるZinotoとHyugaのプレイに期待したい。『Smash 'N' Splash』でAllyに勝利し一躍脚光を浴びたNedがあの番狂わせを再現できるかも見ものである。また『CEO 2016』で屈辱の早期敗退を喫してしまったAllyと6WXが『EVO』に向けて大会の感覚を取り戻せるかといった部分にも注目したい。

その他の種目はあまり際立ったプレイヤーは参加していないが、DX種目に参加するCaptain Facerollはローカル大会でWestballzやShroomedを下したことのある有力なシーク使いなので、彼のプレイは一見に値するかもしれない。